あっさりとゲーム終了

必死で受験勉強した中学三年生。

「いかに成績悪いか自慢大会」にはもう参加しなくなっていた。

 

親や友達に、なんでそんな頑張るの????って超純粋に問われたこともある。

 

理由はただ一つ、順位とか偏差値とか、そういうのを上げるのが楽しい。。

偏差値の高い高校に入学するってなんかかっこよくね?それだけ。

あとは、制服がかわいいとこ適当に選んで、県内で3番目に偏差値の高い公立高校と、その滑り止めの私立高校を、受験した。

 

親に、「あんたそんな頑張って難しいとこ入っても入った後勉強さらに大変になるんだよお~?」とからかわれたこともある。

うん、それ確かにいやかも。(笑)

 

そういう生半可な気持ちだったからかな。自分なりに努力したし、模試の評価もAやB、塾の先生も絶対行けるって言ってくれたのに

 

第一志望の公立高校に、合格、できなかった。

 

いや、別に、勉強がしたいとか その高校で絶対したいことがあるとか そーゆうんじゃなくて

ただひたすら 自分の目標を達成できなかったこと、努力が実らなかったことに対して、悔しくて悔しくて泣いた。

 

多分、歩んできたプロセスや考えてること、家庭環境も全然違うだろうに、

 

気づいたら、

不合格だった他の受験生と同じように、悔し涙を流していた。

 

そして、本望ではなかったけれど まあ制服はかわいいしと 気を取り直して、滑り止めの私立高校に入学した。

このときは 

もう、大学受験では高望みしない。辛い思いするだけだし、別にやりたいこともないし。等身大のところへ行こう、と、決めていた。

 

つまり、「もう偏差値を上げるゲームには参加しない、頑張らない」って

心に誓った。