もっと遠くへ。
簡単に言うと、海外旅行に度ハマリした。海外に行くときの、わくわく、そして何よりも、
日本を離れる瞬間の解放感。
これを体験したくってしたくって、大学生になったら、たくさん海外旅行してやる、いやもっというと、一年間の留学という正当っぽい理由つけて、長期間、この狭苦しい東京を、離れてやる!!!
大学受験どこ受けるか考えてた時、もちろん国公立の上位校とかそういうのは狙わなかった。
受けても無駄だと思ったから。どうせ落ちてまた辛い思いするだけ、しかも別にいきたくない。
私が行きたいのは、どこでもいい、とにかく、
東京じゃない、狭苦しくない場所。
もっと自由に生きたい。行きたい場所には、所かまわず行きたい。
そうして出会ったのが、今の大学だ。
これから書くことや私のカスさであんまり評判下げたりできないから名前は出せないけど、
めちゃくちゃ入るのが難しいと言われていた学校だった。
入るのが難しいからとか、偏差値が高いから、っていう事実は、そこを目指す理由にはもうならなかった。
ただその大学が 東京じゃない場所にあること。留学できるチャンスがあること。
正直に言うと、当時の私は、もう死んでもいいと思っていた。
このストレス社会から逃げなきゃ、と、心が危険信号を送っていたのかもしれない。
とにかく広い世界に行きたかった。
私はその大学に行くことを目標に、勉強した。
偏差値があがったとかさがったとか、もうどうでもいい。
今、私がいる場所を、とにかく離れることだけ、それだけを考えた。
そして、第一志望だったその国公立の大学に、合格した。